側頭下窩軟骨肉腫

40歳 女性、 側頭部の腫脹を主訴に他医受診、FNAにて「悪性」を指摘され当院受診

 

CT画像では、造影効果が著しい部分とそうでない部分が混在する腫瘍で、側頭骨浸潤が認められる。

 

MRIでは、一部海綿静脈洞外側硬膜に浸潤する所見がある。

 

側頭開頭と外側頸部切開で手術を行った。完全摘出が手術の目的であるが、同時に顔面神経保存も重要な課題であった。

副咽頭間隙腫瘍との大きな違いは、解剖学的な腫瘍占拠部位の違いであることは言うまでもない。本症例では、「悪性」か「良性」かの違いが術式を決定した。言い換えれば、悪性であるが故にen bloc 切除を実現しつつ、QOLの観点から顔面神経温存も重要な条件とした。 en bloc の観点から視野・術野を確保しなければならず、この条件で如何にして顔面神経を保存するか、二律背反的問題が生じる。

千葉徳洲会病院    http://www.chibatoku.or.jp/

 耳鼻咽喉科

 頭頸部外科センター

  

2013年9月で三田病院を定年退職しました。

引き続き、頭頸部腫瘍(悪性・良性を問わず)を中心に診療を続けます。

サイバーナイフ治療は横浜サイバーナイフセンターと提携し、これまでどおり実施しております。

セカンドオピニオンは随時受け付けております。

 

鎌田信悦 (カマタシンエツ)