第二回日本頭頸部癌学会教育セミナー

   頭蓋底手術、 手術適応があるか否かの判断方法の基礎

  第二回日本頭頸部癌学会教育セミナーは、第一回(東京)を上回る480人もの参加をいただき、成功裏に終えることができました。 頭頸部癌の臨床に熱意を持つ先生方々が、(停滞しつつあるこの日本に)沢山いらっしゃることがわかり、将来に希望が見えて参りました。開催の準備を担当させていただいたものとして、大変うれしく思っております。

  今回は中咽頭癌と鼻副鼻腔癌がメインテーマでした。そのなかで、頭蓋底手術に関して講演する機会を得ましたので、スライドとビデオでご紹介いたします。この講演では、手術の術式に関する説明は簡単に述べるにとどめ、手術適応の判断(診断)方法について時間を割きました。頭蓋底手術の適応であるにもかかわらず、診断がつかぬまま時間が過ぎ、手術の機械を逃した症例を少なからず経験しているからです。鼻副鼻腔悪性腫瘍のなかで頭蓋底手術が行われる割合は5%にも満たないかと思われます。しかし、集計した数字は持っておりませんが、手術適応があったのもかかわらず、手術適応の判断がつかないままにCRTを選択した症例が少なくないと想像されます。

  そこで、本セミナーでは、頭蓋底手術を実施していない施設においても、画像から手術適応の判断ができる道順を述べてみました。あわせて高度進行がんで手術適応になった例外的な症例も紹介しております。外来診療で役立つものと確信いたします。

  また、鼻副鼻腔悪性腫瘍の多くはサイバーナイフの適応でもあります。サイバーナイフの項目もぜひご覧ください。手術適応がないと判断された症例でも、比較的小型の腫瘍(病理診断にもよりますが)はよく治ります。

 

 

 

千葉徳洲会病院    http://www.chibatoku.or.jp/

 耳鼻咽喉科

 頭頸部外科センター

  

2013年9月で三田病院を定年退職しました。

引き続き、頭頸部腫瘍(悪性・良性を問わず)を中心に診療を続けます。

サイバーナイフ治療は横浜サイバーナイフセンターと提携し、これまでどおり実施しております。

セカンドオピニオンは随時受け付けております。

 

鎌田信悦 (カマタシンエツ)